アーカイブ: 4月 2019
皆さまこんにちは
皆さまこんにちは。
平成31年4月から千代田ファーストビル歯科で臨床歯科研修をさせていただいております
小松 リナと申します。
まだまだ至らない私ではございますが、これまで勉学において培ってきた知識を存分に活かし、1人1人の患者さんに丁寧な診療を心がけながら歯科治療に貢献できるよう尽力いたします。
さて、先日には新元号が発表され、31年間続いた平成に幕が下りようとしています。
平成生まれの私としましては、自分の生まれた時代の元号が変わってしまうのは少し寂しい気持ちがあります。
しかしながら新元号『令和』に込められた、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という素敵な意味を知り、同時に期待や喜びが生まれました。
また来年2020年には東京オリンピックの開催もあり、ますます素晴らしい時代になるであろうと確信しております。
話は変わりますが、皆様は口腔癌の中で最も多い、舌や歯肉にできる口腔扁平上皮癌の発生頻度はどれくらいかご存知でしょうか?
日本における口腔扁平上皮癌は全癌のうち1~2%であり、2015年では7,800~8,000名の患者さんがいます。
統計的な性差としては男性の方が女性よりも3:2と多く、また口腔扁平上皮癌のリスクファクターとして喫煙、飲酒、慢性的な刺激があげられます。
そのため、ヘビードランカー、ヘビースモーカーの方は非飲酒、非喫煙者の方よりも50倍のリスクがあり、さらに喫煙と飲酒は相乗効果があるとの報告がございます。
好発部位としては舌の辺縁部が多く、口内炎様の所見が2週間以上改善しないことが多いと言われています。
そのため、ご自身でのセルフチェックは早期治療を行うための大きな発見に繋がります。
全癌に比べて口腔扁平上皮癌の発生頻度は低めですが、癌にならない確率の方が高いと楽観視せず自身のセルフチェックに加えて、お近くの歯科医院で人間ドック等同様 定期的に口腔がん検診を受診してみてはいかがでしょうか。
歯科医師 小松リナ
2019年4月23日 カテゴリ:未分類