星陵日記
[2024.12.01] | 骨膜の新たな役割:がんの進展を 阻む防御機構 ~Nature, vol.634 |
[2023.09.15] | 漂白(ホワイトニング)ってよく聞くけれど、何なの? |
[2024.11.01] | 歯を抜かなくてはならなくなったら?〜あなたなら,どうする!?〜 | [2023.08.14] | 上顎洞挙上手術とは ~サイナスリフトの有効性~ |
[2024.10.02] | 口腔がんについて知ろう | [2023.03.29] | 健康寿命と矯正治療 |
[2024.07.26] | 歯の色は何色? | [2023.03.03] | イオンチャネル |
[2024.06.27] | インプラント治療ステップガイド | [2023.02.03] | 口腔機能の低下症とは |
[2024.03.29] | 気になるお口の臭い | [2022.12.15] | 「Tooth Wear」とは~歯を失う様々な要因と予防のお話~ |
[2024.03.01] | 口が乾く 口腔乾燥症 | [2022.11.04] | ドライマウスを昆布のうま味で改善⁈ |
[2024.01.25] | 歯科と栄養の関わり | [2022.10.04] | 親知らずの抜歯,全てお話しします! |
[2023.11.21] | 顎が痛い!顎関節症のお話 | [2022.08.23] | 噛める入れ歯の作り方 |
[2023.10.23] | 口腔アレルギー症候群 | [2022.05.27] | 子供を虫歯にさせない為にできる事 |
歯の欠損から始まる病気のドミノ
以前予防が大切だという話を書いたことがありました。
医科ではメタボリックシンドロームが原因となり、
ドミノ倒しのように次々生活習慣病が併発していくことを
「メタボリックドミノ」とよびますが、
歯科ではこんな本が出ています。
「歯の欠損から始まる病気のドミノ」(武田孝之・林揚春 著)
虫歯や歯周病の細菌の増加により、
糖尿病や、血圧の数値のコントロールができなくなってしまうこと。
虫歯や歯周病で歯を失ってしまうことで、
よく噛んで食べることができず、メタボリックシンドロームが助長されたり、
胃腸の負担が増えてしまい、全身疾患につながること。
メタボリックドミノの開始部分を担うのが、お口の中の管理状況であるので、
こういった本がでているのです。
まずは口の中のクリーニングや、虫歯の治療をきちんとおこなって、
生活習慣病などの全身疾患の発症を予防していきたいですね。
岩端
2012年4月23日 カテゴリ:未分類
歯の移植
先日NHKでも放送がありましたが、『歯の銀行』(teeth bank)ってご存知ですか?
矯正や、親知らず等で、虫歯はないけど、
凍結保存しておいて、いざ必要となった時にその歯(自家歯牙)
そんな便利なシステムがととのっているのが『歯の銀行』です。
でも歯がなくても『インプラント』があるんじゃないの?
確かに、現在の『インプラント』は優秀です!
とはいえ
自分の歯で噛める!ってやっぱり一番よいですよね☆
『インプラント』と比較して『自家歯牙移植』
1、自分の歯なので、異物反応が出にくい!
(『インプラント』もチタンで生体親和性は良いですが、
2、歯根膜があるので、異常な咬合圧を感知することができる!
(異常な力を感知できると、
3、矯正で移動させる事ができる!
(『インプラント』は一度埋入させると、
欠点としては、
1、『インプラント』よりも、予後が予測しづらい。
2、骨と癒着してしまう事がある。
3、インプラントよりも周囲の骨を大きく開けないと、
もちろんこれらの欠点は、歯の形態や、
あまり欠点が感じられないケースもあります。
また、
『歯の移植』も『インプラント』
ケースごとに、うまく使い分けができるといいですね♪ 【岩端】
2011年12月28日 カテゴリ:未分類
定期健診のすすめ♪
こんにちは。岩端です。
先日山形に講習会に行ってきました。
山形で予防歯科を普及していらっしゃる熊谷崇先生の講習会です。
予防歯科とは・・・
虫歯にしないように予防しよう!
歯周病になる前に予防しよう!
って事なんですが
熊谷先生の考え方では
虫歯になりにくい生活習慣にしよう!
なりにくい歯並びにしよう!
ということも含め
患者さんたちに起こりやすいリスクを
事前に予測し、回避できるようにしてあげられる歯医者になろう!
というお話がありました。
私はこの考え方
とーーーーーっても素敵だなと思います☆
自分は歯医者をしていますが
繰り返し虫歯になる方や
歯周病でぐらっぐらな患者さんをみると
とても残念な気持ちになるからです。
みなさんは歯科医院は虫歯になったらいくところ~と思っていませんか?
虫歯になってから、あるいは歯周病が進行してから歯科医院にかかると
治療期間はなが~くなりますし、
治療には麻酔が必要だったり、痛かったり、
患者さんにとっては通院がいやーな気分になりがちです。
小さい虫歯だったら・・・
初期の歯周病だったら・・・
さくっと終われたかも知れないのです。
海外では虫歯の治療費用が日本の10倍位かかるため
定期健診に行かないのは損だという考え方が浸透しているそうです。
日本でもこの考え方が広まるといいですね(^^)/
2011年9月12日 カテゴリ:未分類
“暑い夏を乗り切るためにも…”
皆さんこんにちは。
例年より早々と梅雨が明け、真夏日が続く毎日。
すでに夏バテ…っていぅ方も多いのではないでしょうか。
そんな中での節電、ペットボトル症候群、食中毒…これだけ暑いと、その分心配事がこの夏はたくさんありますよね。
その一方で、暑いからこそより一層楽しめる!!っていぅモノもたくさんありますよね。
海やプールやおしゃれなど、皆さんそれぞれあると思います。
が、なんと言っても、暑い外から帰った後のビールが最高!これだけ暑いと晩酌が進みますよね。今、そぅそぅってうなずかれた方もいるのでは?
ついつい飲み過ぎてしまって、そのまま寝ちゃう…な~んて方も?
今日は、食べたり飲んだりしたままで寝てしまうと、お口の中ではどんな事が起こってしまうのか。
それを、歯ブラシの大切さとともにお話したいと思います。
小さい頃によく"歯磨きしないで寝ると虫歯になるよ"と教えられたと思います。教えられた事をそのまま信じ、それを当り前だと思ってきたと思いますが、実際なぜ虫歯になるのか…考えた事はありませんか?
お口の中には、虫歯を作る菌ミュータンス菌というのが常にいます。この菌が糖をエサにして酸を出し、この酸が歯を溶かして虫歯になるのです。
だったら、出来るだけお口の中に糖を残すべきではないですよね?
やっぱりそのためには歯磨きが大事になってきますね。
でも歯磨きしてもミュータンス菌はお口の中にずっといるんでしょ?だったら歯磨きしても無駄じゃない?って思った方もいると思います。
確かにそぅです。歯磨きをしてもミュータンス菌をやっつける事はできません。
しかし、エサとなる糖がなければミュータンス菌は栄養が足らず酸を作り出す事も出来なくなります。
栄養不足になったミュータンス菌は次第に弱っていき、少しずつ数が減っていくのです。
糖を残さないこと
↓
ミュータンス菌が酸を作れなくなること
↓
ミュータンス菌が弱って減っていくこと
↓
虫歯になる危険を減らしていく
これが歯磨きの虫歯予防といぅわけです。
ですから、3度の食事の後の歯磨きはとても大切です。
その中でも夜の歯磨きは、1番大切です。
なぜかといぅと、昼間はしゃべったり食べたり飲んだりしている事で、糖が停滞し続けることが少なく、唾液も多くでるので流れてくれるのです。
でも寝ている間は口を動かす事がないので、唾液も昼間より出ず、糖がずっと停滞してしまい、虫歯になる確率が高いのです。
だから寝る前の歯磨きは1番大切になるのです。
皆さん夜寝る前にはきちんと歯磨きしましょうね。
とは言っても、疲れてたりするとついつい忘れたり、面倒くさくなったりしてサボってしまったりするんですよね。
そんな時はせめてうがいをしたりキシリトール配合のガムを噛んでから寝て下さいね。
もちろんそれじゃあ糖を流す事は出来ませんが、やらないよりマシですから(笑)
そして次の日は挽回出来るよぅ一生懸命歯磨きをして下さいね。
皆さん、歯を健康に保ち、美味しい物を美味しく食べて、この暑い夏を乗り切りましょう!!
安原
2011年7月15日 カテゴリ:未分類
思い込み
皆さんは、思い込みで失敗をしたことがありますか?
例えば、自宅の戸締りや、携帯電話とテレビのリモコンの間違いなど…
先日、東京ドームシティから春日駅を目指していたところ…
(大体の方は気づくとは思いますが、東京ドームシティから春日駅はスグです!)
迷子です。
はい、思い込みで迷子になりました。
月に2~3回は利用しているルートですが、いつも入る入口が駅構内で結構歩くので、
「これはどこか別の所にホーム近くの入口があるはず!!」
と、思ってしまい歩き出してしまったのが迷子の始まりです。
本来、白山通りを行けば駅があります。
しかし、夜だった為視界最悪の中、5分、10分歩けど駅はなく、あるのは迷子だと認めたくない自分の小っさいプライドのみ!
20分近く経った頃、さすがに小さかったプライドは、ほぼ無くなり、うっすら涙目へと変化してきました。
もう諦めよう。そう思い、手を挙げました。
「タクシーっ!!」
止まったタクシーに乗り込み、第一声
私:「ここどこですか?」
タ:「…春日通りですね。」
私:「白山通りじゃないんですか?」
タ:「違いますね。」
私:「……。ともかく助かりました!」
きっとスタート地点から違ったんですね☆
思い込み…それは危険と隣り合わせの冒険です。気をつけて下さい。
河野
2011年4月10日 カテゴリ:未分類
紅葉めぐり
もうすっかり冬モードですが、今年の 秋は紅葉好きの母につきあい
都内のいくつかの庭園をまわりました。
都会のど真ん中にも昔の大名庭園として名を残し
東京のオアシスとなっている都立庭園が9つありますが
中でも今回、紅葉がみごとだったのが
文京区にある六義園と国分寺の殿ヶ谷戸庭園でした。
六義園は江戸時代の大名庭園の中でも代表的なもので
明治時代に、あの龍馬伝でもおなじみの
三菱財閥創業者、岩崎弥太郎の別邸になったものです。
池をめぐる庭園をみながらお茶屋さんで
お抹茶と和菓子をいただくと、普段の忙しさを忘れ
お殿様?の様な優雅な気持ちになりますね!
5時半になると紅葉がライトアップされ、池も何色ものライトと
スモークでとても幻想的な雰囲気で感動しました。
殿ヶ谷戸庭園も、岩崎家の別邸として利用されていたもので
段丘崖を含んだ地形に作られていて
高台から湧き水の窪池を望む景色が、都内とは思えないほど
大自然に囲まれた空間でした。
今まで、ゆっくりと紅葉を眺める事などありませんでしたが
たまには日常逃避をして、色々な場所に足を運ぶのも
心がリセットされていいかもしれませんね!!
小島
2010年12月27日 カテゴリ:未分類
歯周病
こんにちは。
ここ数年、CM等でよく耳にする歯周病。
30代の8割が歯周病と言われています。
歯周病は人類史上最も感染者数の多い感染症とされ、ビックリ!世界記録のギネスにも載っているんですよ。
歯周病と言うと、口臭・歯が揺れる・歯肉が腫れる・・・など頭に浮かぶと思います。
今回はそんな歯周病についてのお話です。
歯周病のうち、歯肉にのみ炎症が起こる病気を歯肉炎、骨や歯周組織にまで炎症が起こっている物を歯周炎といいます。
歯肉炎の段階では、歯肉の赤みや腫れ、歯磨き時の出血、しばしば疼痛(とうつう)などが起こったりします。
歯肉炎や軽度の歯周炎の場合、自覚できる症状が一過性で治まったり、また発症したりを繰り返したりします。
症状が治まってしまうと治ってしまったかと錯覚をしてしまうことが多いのが怖いところです。
知らないうちに炎症は進行し、徐々に骨などの組織を破壊吸収していきます。
炎症がかなり進行した場合、歯を支える骨がなくなり、歯の揺れ・排膿・痛みなどが激しく、物を噛めなくなったり、歯を抜かなければならなくなったりします。
下の画像は歯周病軽度・歯肉炎の状態です。
治療は、主に口腔不衛生の改善を行います。スケーラーという器具によって歯垢や歯石を機械的に除去し、場合によっては歯周ポケット内の不良な歯肉の一部も除去したりします。
その後、必要に応じて抗生物質や消毒薬を貼薬します。
それぞれの症状にあったブラッシングの指導をします。
歯周病にっとて毎日の歯磨きは、予防ではなく大事な治療になるんです。
『今まで歯が丈夫で、虫歯にならない!』という方も、歯周病が進行している事が良くあるんです。
虫歯が無くても、半年に一回は歯科検診・クリーニングに行かれると、早めの発見・治療が出来ますよ。
歯は健康の源です。
ながーく使える様にきちんとケアして行きましょう!
ミヤザキ
2010年12月12日 カテゴリ:未分類
よく噛んで食べるだけで若返り!?
こんにちは。
だんだん寒さも本格的になってきましたが、風邪などひかずに元気でお過ごしでしょうか?
今回は、テレビでもよく話題になるアンチエイジングについてのお話です!
皆さんは普段、お食事をするときよく噛んで食べていますか?
仕事が忙しくて慌てて食べたりしていませんでしょうか?
よく噛んで食べると、唾液の分泌が促され、消化を助ける酵素などのほかに、
パロチン(別名:若返りホルモン)が分泌されます。
このパロチンというホルモンが、今回のテーマとなる若返りに重要な働きをするのです!
パロチンは、元来、歯や骨の発育を助け、加齢現象を抑えるといわれていて、
そのほか、美肌力の向上に効果があるのです。
美肌力は、まず基底細胞が二つに分裂するとこたから始まりますが
その細胞分裂を促進するのが、何とこのパロチンが大切な働きをしております。
パロチンの分泌が不足すれば細胞分裂が遅くなり、肌の老化へとつながりますが
分泌が多ければ、いつまでも若さのある肌を保っていられるということになります。
よく噛んで食べると、大脳を刺激し認知症を予防する、
集中力を高め、ストレスを緩和してくれる。。。などいいことずくめです!
毎日、ご飯をよく噛んで食べるだけで、仕事の能率もUP,そして、若返り効果が期待できるなんて、これは必見です!!
アンチエイジングというと、しわ、たるみなどを防ぐ、などというイメージがありますが、
実はとっても身近なところから、アンチエイジングを始めることができるのですね!!
毎日のお食事で、美肌力UPしていきましょう☆
安斎
2010年10月30日 カテゴリ:未分類
検診に行こう!
皆さま、歯科検診は受けていらっしゃいますでしょうか??
半年に1度は受けてますっ!て人はこのまま歯を磨いて寝てください。
もう何年も歯医者には行ってないなぁって人や、検診のハガキなんて捨てちゃったって人は
今すぐ歯医者の予約を取りましょう。
なんでこんなお話をしているかと言いますと、定期検診を受けることにより
虫歯や歯周病の予防ができるからです。
それだけではありません。
今までに治療した歯に再び虫歯ができてしまう二次う蝕の予防にも繋がるからです。
この二次う蝕、治療した銀歯など修復物の陰に隠れて進行するので患者さん自身では
気づきにくくとっても厄介なんです。
そこで歯医者の出番なんですね~。。
歯科医師の診査やエックス線検査で発見、早期治療に繋がるわけですよ。
では、そもそも一度治した歯がなんで虫歯になるわけ??って疑問をもった方もいらっしゃいますよね。
決して前に治した歯医者さんが悪いわけではありません。
一般的に虫歯になると修復物を詰めますが、歯質と修復物の性質には違いがあり、強い力が
加わると歯はたわみますが、メタル素材などは歯のようにはたわみません。
こうした力が何年も加わることにより、歯と修復物の間にわずかな隙間を生みます。
その隙間から細菌が入り込み見えないところでスクスク虫歯が育ってしまうわけです。
怖いですね。。。
さあさあ!検診に行きましょう!
歯が痛いと美味しいご飯も食べられません。
たなべ
2010年9月27日 カテゴリ:未分類
お口の臭い
この暑~い日々をどうお過ごしでしょうか?
私は恵比寿にある『櫻花』という大好きなアイスクリーム屋さんのアイスで涼めています…。
それはさておき。
今回は口臭についてお話したいと思います。
口臭は清掃不良、唾液の分泌量の低下、歯周病、ストレス、お食事、内因的要素など様々な形から現れてきます。
多くは舌苔とよばれる舌についた汚れが原因であることが多いので、
歯だけでなく、舌もちゃんとキレイにしましょうね☆
臭いでいつも思い出すのは…何故か昔からとても憧れている『忍者』です。
「音もなく、臭いもなく、知名もなく、勇名もなし」と言われるように、忍者は忍び入る際に臭いにも注意していたんです。
体臭で気づかれれば命取りにもなりますしね…
薬にも長けていたので、ツユクサ、ヨモギなどの薬草での口臭予防もされていたそうですが、
唾液をたくさん出すために噛む回数を増やしたり、舌を運動させたり…という努力をしていたと伝えられています。
また、歯磨きはもちろん、水渇丸という忍者食は1つ食べたら唾液の分泌を促し、のどが渇かなくなると言われている丸薬も活用していたみたいです。
口臭はストレスも原因にありますので、極度の緊張に耐えなければならない忍者は強い精神力を保つことも必要だったみたいです。
すごいですよねッ!!!
・・・・。
熱く語りだしそうだったのでこの辺で自主規制します。w
では、今年も暑い夏を元気に過ごしましょう!! Chihiro
2010年8月10日 カテゴリ:未分類