TBSテレビ「Nスタ」の取材を受けました
TBSテレビ「Nスタ」の取材を受けました
妊婦さんの治療について「Nスタ」の取材を受けました。
今月5日(水)の朝,TBSテレビから突然取材依頼の電話があり,お昼にNスタ取材陣の
訪問取材を当院にて受けました。取材内容は今話題の「妊婦加算」についてです。
始めに電話でお話を聞いたときは,歯科にもついに妊婦加算が導入されたのかな?と思っ
てしまいました。が,実はそうではなく,妊婦加算のない歯科医院でも,妊婦さんへ特別
な対応をしているのか?について,実際のところを知り,ニュースで紹介したいというのが
取材の趣旨でした。
妊婦加算は今年4月から導入された制度で,妊婦さんが医科の診療所の外来を受診した際
に診療報酬に加算されます。
妊婦加算に対しては,現在・将来の妊娠さんから,窓口での自己負担金が増加するため猛
烈な批判が沸き起こっています。確かに妊婦さんの負担金が増加するというのは少子化を
食い止めたい国の方針と逆行していますね。
私の知る範囲の歯科医院では,従来から妊娠の有無は初診時・問診表の質問項目となって
おり,妊婦さんへの対応は(診療時の体位,レントゲン検査,投薬,局所麻酔など)極め
て慎重に行っております。
当院の患者さんは定期的に長く通い続けてくださる方が多く,治療が終了した後も、定期的なメインテナンスでいらっしゃっていただいています。
しばらく期間があいてから、再初診でいらっしゃった患者様の場合も、初診時の問診の様に詳しく全身状態をお聞きする場合がありますが、それは安全に治療を受けていただくために極めて重要なことであります。患者様にはどうぞご協力をお願いいたします。
また、基本的には妊婦さんは特別な患者様というわけではなく、通常通りの治療もできますので、妊婦だからという理由で治療を拒否するわけではありません。
妊婦加算の有無によって私たちのこの配慮が変わることはなく,歯科医師として今まで通
り,母体・胎児への影響を最大限考慮して慎重に対応していくつもりです。
多少の恥ずかしさはありましたが,この現状と思いについてはカメラに向かってしっかり
とお話しさせていただきました。
久しぶりに緊張感のあるとてもよい体験をさせていただきました。
(取材内容は上手に編集の上,当日の16時20分頃~無事放送されました。)
歯科医師 大庭美和子